新婚旅行は「タイ」に!という事はずいぶん前から決まっていた。カミサンが何故「タイ」に行きたがって いたのかは忘れてしまったが、ボクの場合はハッキリとわかっていた。理由は3つある。 まず1つめ! 15年前、まだ実家に住んでいた頃タイ人留学生がホームステイしてた事があったんだけど、そのいい加減 …いや、おっとりとした性格?勉強は全然せずにグウタラし続け、落ちこぼれなのかと思いきや本人曰く帰国後は大 講堂で数千人を前に「日本の印象」について講演するという。そのギャップにウットリ…同年代だった為、 じき打ち解けお互いにブロークン過ぎる英語で会話してたんだけど「こいつっていったい…?」が序々に「タイ」 自体への興味に変わって行ったそうな…うんうん。 そして2つめ!20代前半からアジア方面 の旅行記が 好きになって、そういうのって読むと行きたくなるじゃん!でも、なかなか…だから行ってもいないのに妙 にアジアの裏通り情報にたけちゃったりして、非常にアンバランスっていうか…頭でっかちすぎ!みたいな? だからタイに行った事ある人と話したりすると必ず最後は「そんなに好きなら一度行ってきなよ〜」「う… うん、行きたいんだけどね」みたいな会話になってショボ〜ンな感じ…。 

3つめも2つめと近いかもしら んが、10代の頃親しくしていた年上のお友達がアジア放浪が好きな人で、その人は20代後半で突然亡くなっ てしまうのだけれど、元気な時はいつも「いつみは絶対アジア好きだよ」「絶対行ってみるべきだよ」って 言われてて、そんでそんで、んとんと、いつか「行ってきたぞ」って言えると思ってたんだけど言えなくな ってしまって、それがなんでかというとつまりそういうわけであったのでので…まあ、そんなわけでアレだな〜 と思ってたボクもこんな事になりました!どうだ!行ってきたぞ!そして、また行くぞ!!

タイに行ってみて驚いた事のひとつに「ノラ猫がすごく多い」ってのがあるです。タイの旅行記とかを読んでいるとノラ犬はよく登場するが、あまりノラ猫に関する話って見ない。たしかに暗い路地でガリガリに痩せ、目だけギラギラしたノラ犬にかこまれたりするとエラクびびる。だって、すごい菌とか持ってそうじゃん!だから強く印象に残るんだろうけど、猫はまあなんていうか…日本と同じように穏やかにマッタリと存在していた。

上の写真の猫は、タイで会った猫の中で一番キテレツな柄だったんだけど、すごく人なつっこくて自分からスリよってきたりした。思わずナデリナデリしてしまったのだが、帰国後タイ通 の友人に「ノラ猫なんか触っちゃダメだよ!すっごい病原菌ががね!すっごい病原菌がね!」と叱られた。この猫は、お寺の中の売店で通 い猫をやってるらしく、店の横にエサが置いてあった。ちらっとのぞくと「水」と「白飯」のみ…こんな時フリカケもってたら、そっとかけてやったのに…

ちなみに、どの猫も体のシェイプは「シャム猫」さすが本場!

実際、タイのノラ猫の数は日本以上だったのだが、ちょっとうれしかったというか笑っちゃったのは、タイにも「猫オバサン」がいた事である。日本にもいっぱいいるでしょ?公園とかでノラ猫にエサあげているオバサン。タイの「猫オバサン」は新聞紙をちぎっていくつか皿を作り、そこに残飯らしきものをザラザラとよそってあげていた。オバサンの回りには10匹ちかく色とりどりなノラ猫たちが…するとノラ猫に混ざってノラ犬がコソーリと…ノラ犬に気づいた「猫オバサン」はホウキをふりあげて、なにやら怒鳴りながらノラ犬を追う!追う!なんだか意外な場所で「リアルサザエさん」を見てしまったような…思わず、そんなオバサンのマッチョな姿にポカーンと見とれていた。しばらく走り回ったオバサンは、我々の視線に気づきちょっと肩をすくめながらニコリと笑うと、こりずに反対側からコソーリとしてる犬を追いかけ又走って行った。ええもん見せてもらった我々は「ごちそうさま」と手をあわせて、その場を去った。
タイの大きなお寺を歩くと、境内に変な石像がたくさんある事に気づく。神様や仏様をモチーフにしたものではなく、東洋人や西洋人の像、そしてこの写 真のような狛犬だかシーサーだかわからない妖怪系のものが多数。知ってる人は少ないかもしらんが、その昔「人面 犬」が流行った時にガチャガチャで「人面犬ケシゴム」というのがあった。それにソックリ!あれ揃えたかったんだよなあ…今も家の荷物のどこかに何体かあるんだろうなあ…などと思いをはせつつ…え〜と、なんだっけ…そうそう!なんでこんなものがお寺の境内に?What?と思ったわけですよ、そんで聞いたのです。以下現地人の説明「昔、他国と貿易していた時、タイから特産である金とか銀の貴金属を運んでって、そんで向こうについて降ろすと船が軽くなるでしょ?んでフラフラしちゃうとアレだから、船の重しとしてこれらの石像を積んで来たわけね」だそうです。納得
これはタイの有名なお寺のトイレ。比較的キレイ。ボクは日に何度も排便する生き物なのですが、タイ通 の友人に「タイはトイレが少ないから気をつけな!街中で見つけるのは、まず無理(!)だから、あんま水分はとらない方がいいよ」と脅されてかなりびびってました。実際は、まあ大丈夫だったんですが…長年培われた野生のカンとでも言いましょうか、とにかくいつでも外出している間はずーーーっと心のどこかで便所の場所をサーチしてますから、もう、きっとすごいですよ鍛えられてて、レーダーがね。旅行前はマジで大人用紙オムツの持参も考えたのですが、自分の意外な(あまりカッコよくはない)才能を発見するこことなりました。めでたしめでたし
飲んでいるのはスイカジュース。タイのジュースはどれも甘いのですが、これも甘かった!なんかコーラとかスプライトも日本のものより30%くらい甘い気がするんですよね…。この写 真は、ちょっと高級なホテルのランチバイキングに行った時のなんですけど、このランチはすごかった!洋食に中華にタイ料理に…そして日本料理まで!ありましたよ…刺身。なんか下に氷がおいてあったんですけど、とりあえず取ってく人は皆無でした。

これはファーストフード店のオススメセットで、150円くらい。この店はケンタッキーみたいな鳥肉メインの店だったと記憶してござる。ご飯にかかってるタレの甘いこと…まあ、それなりに失敗した食事でした。よく旅行記とかで料理の写 真とかのってて、それに「とってもオイシカッター・」とかって書いてあったりするのあるじゃないですか?ああゆうの見るといつも思うんだけど「で、いくらなんだ?」と「何円したのか?」と、ね?やはり食いしん坊の視点としては「ウマイ」「マズイ」も大切だけど、もしかしたらそれ以上に大切なのは「適正価格であるか否か」でしょ?と。どんなにウマイ料理でも五万円と聞いたら「え〜だったらカップ麺500個の方が…」とか思うかもしらんし、安くても「たしかに安いけど、いくらなんでもヒドイ…」なんて場合もあるハズ。ん〜だからというわけでもないですが、今回は食事の値段を明記という方向性でひとつ!

ホテルの水道水がうっすら緑色…味とニオイは学校の池の水。いや、しかしね「生水飲むな!」とか色んな人に言われて来てるわけじゃないですか、でも水が口に入っちゃう事って結構あるんですよね。シャワー浴びててもそうだし、歯みがきの後についガラガラ…ってやっちゃったりとか。あと、街の屋台でジュース買うと、紙コップに氷入れてくれるんですよ、その氷もつまりは水で…とかあるわけで、ガイドブックによっては「入れるな」って言えっていう話しもあるんですけど、そんなみみっちいこと言えませんよ!そんなんしてたら大和魂が気まずい顔しますよ!炎天下の中、一生懸命屋台ひいてねえ「それくれ!」って言ったボクにニッコリと笑いながら氷をガーッって入れてくれてるオバチャンに「ノーノーアイスはノーね!」なんて…ねえ?となりに寅さんがいたらケツけっとばされちゃいますよ「あれが汚ねえ、これが汚ねえってピーピー言うんならテメエの小便でも飲んでろ!」って…ねえ?

バンコクの渋滞は有名ですが、その事で疑問に思ってたのは「じゃあ歩けばいいじゃん」って、ねえ?でも行ってみてわかりました。熱気&排気ガスでかなり体力消耗します。歩きましたけどね、国道沿いを10kmばかり…歩かないとなんか見えてこないんですよ。ぐずるカミサンをなだめながら「もう半分まで来たから」とかウソ言いって連れまわしてると思い出すのは、小学生の時の事。親に連れられて伊豆の踊子のハイキングコースみたいの歩かされたんだけど、イヤだったなあ…アレ「もう歩けない!」とか言ってしゃがみこんじゃって、親に「そんなワガママ言うなら、ずっとそこにいろ!」なんて逆ギレされたりして。そして今、自分は同じ事を妻にしている…俺も年をとったなあ…なんて感慨にふけってみたりして。次の日からは全然タクシーでしたけどね。冷房きいてるし、料金も1時間乗ってても300円くらい。そのかわり市場の中は歩きまくりました。あんなに歩くのが嫌いで、半ひきこもりみたいなカミサンが5時間歩き続けてもケロッとしてるのが無気味でしたけどね。ボクの方が先にしゃがんでましたからね「ちょっと休もう」とか言って…「お前は伊豆の踊子か!」って突っ込んでやりましたよ!いや、マジで。

 

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